giftee engineer blog

Vue Fes Japan 2022 に参加しました

2022-10-19

先日の Vue Fes Japan 2022 に参加しました

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こんにちは。ギフティの小林(@yashi848484)です。パルデア地方の冒険が今から楽しみです。

さて先日、 Vue Fes Japan 2022 が開催されました。弊社は Silver スポンサーとして協賛しております。

本記事では、数多くあるセッションの中からいくつか掻い摘んで紹介したいと思います。

セッション紹介

キーノート

https://vuefes.jp/2022/sessions/yyx990803

Vue.js の作者 Evan You によるキーノートセッションでは Vue.js の歴史が語られました。Vue.js がライブラリからフレームワークへ進化していったことや、その過程で実は何回も書き直されていることなどが話され印象的でした。最後には今後の展望についてもほんの少し触れられていました。別枠の Evan You に聞こう では、「Vue.js を最初作り始めたときには技術的な興味や挑戦の気持ちが大きかったが、多くの人に使われるようになり責任感を感じている」と話されていました。「(しかしながら)責任感だけで(Vue.js の開発を)やるのではなく、技術的な興味や挑戦に取り組む気持ちも忘れないようにしている」とも話されており、一人の技術者として感銘を受けました。

BASE のフロントエンド組織の人数が 2.5 倍になって起きた変化

https://vuefes.jp/2022/sponsor-sessions/base

組織の変化に応じてフロントエンドをどのように変化させていったかという内容でした。「サーバーサイドでのルーティング+機能単位での小さな Vue.js」 という小さなフロントエンドの段階から、「機能ごとに独立したモノレポ SPA 」に至るまでの工夫が散りばめられておりました。弊社も事業やエンジニア組織の拡大に応じてプロダクトを変化させている最中ですので、共感できる面があり興味深いセッションでした。

Vue.js でアクセシブルなコンポーネントをつくるために

https://vuefes.jp/2022/sessions/yamanoku

WAI-ARIA の各属性における正しい使い方と Vue.js での実装方法、アクセシビリティのテスト方法などに触れられていました。WAI-ARIA やアクセシビリティテストについては Vue.js に限らず応用できる内容で、個人的にはとても勉強になりました。

State Alchemy with Pinia

https://vuefes.jp/2022/sessions/posva

Pinia という Vuex の後継となる状態管理ライブラリの使い方についての話でした。作者ご本人です。個人的に Pinia を初めて知ったため、良いキャッチアップの機会になりました。適度に Pinia 内部の構造に触れつつ使い方が説明されており、非常に分かりやすかったです。

Component Testing

https://vuefes.jp/2022/sessions/Jess

Cypress を使ったコンポーネントテストのライブコーディングでした。テストファイル側は tsx で書かれており、途中 React の勉強会かな…?と錯覚してしまうほど、良い意味で Vue.js に限らず使えそうな知見が詰まったセッションでした。「私は Faker のチームなので Faker をインポートします」といったジョーク(?)も交えながらの楽しいライブコーディングでした。

おわりに

全編アーカイブが公開 されておりますので、気になった方は覗いてみて下さい。 全体的に良い意味で Vue.js に特化していないセッションが多かったように感じられ、幅広く応用できる知見が詰まった勉強会でした。ここでは挙げませんでしたが、Vue.js v2→v3 へのアップグレードの苦労も多くのセッションで語られていました。弊社も一部プロダクトで採用しているためやっていきです…!

ギフティではフロントエンドの力でユーザー体験を向上させたいエンジニアを絶賛募集中です。ちなみに弊社プロダクトでは Vue.js、 React.js に限らずいろいろな技術が使われています。気になる方、ご興味を持っていただけた方、ぜひ カジュアル面談 しましょう〜!