giftee engineer blog

22年度新卒エンジニアが研修を通して学んだこと

2022-05-26

新卒研修の内容を、そこで得た学びを交えつつ紹介します

はじめに

こんにちは!22年度新卒エンジニアとして入社した高山といいます。早いのか遅いのか、入社してから2ヶ月が経とうとしています。

この記事では、ギフティの新卒メンバーとして受けた研修の内容を、そこで得た学びを交えつつお伝えします。

22年度入社式の写真

(↑入社式の写真です)

コロナ渦の研修はどうだった?

今年度のギフティの研修は、基本的にどれもオンラインor物理出社を自由に決められるスタイルでした。私の部署では普段から全員オンラインで勤務しているので、私もほとんどの研修をオンラインで受けました。

オンライン参加でも、弊害や困ったことは特にありませんでした。というのは、対面が普通でオンラインがイレギュラーといった位置づけではなく、研修自体がどちらでも問題ないように設計されていたからです。ギフティの研修はどれも双方向でやり取りすることが多いですが、オンラインの人が発言しにくい、置いてけぼりになる、といったことは全く感じませんでした。

実際に、同時期に入社された中途採用の方も含めて、入社直後の段階から研修含めてオンラインで参加される方も多かったです。

オンラインが多くても新卒と仲良くなることはできた?

研修から話が逸れますが、エンジニア、ビジネスサイド問わず同期とはすぐ打ち解けあって仲良くなることができました。まあこれは正直、同期の人たちがみんなとても話しやすくていい人たちだった、というのが大きいですが笑。採用の段階から、ギフティがとても価値観や人間性なども大切にしているということを強く感じていましたが、そのおかげかいい同期に恵まれて本当に良かったと思っています。

入社前から、オンラインでの懇親会が開催されたり、入社後も歓迎会や前年度の新卒の先輩がランチを企画してくれたりしているので、私のようにほとんどオンラインであっても問題なく仲良くなれると思います!

新卒研修の概要

ここからは、新卒研修の具体的な内容と、そこから得た学びについて紹介します。

新卒研修には、大きく分けて「職種関係なく全体で受ける研修」と「配属先チーム内で受ける研修」の2つがあります。ざっくりいうと、前者が会社全体に関する研修、後者が技術的な研修で、今回は前者について紹介します。後者については、次回の記事で紹介します。

さて、新卒エンジニアの研修と聞いて、どんなものをイメージしますか?技術的な知識を書籍や実習を通してバリバリ身につけていく。ビジネスマナー研修と簡単な会社説明を受けたら、あとは実務レベルに早く追いつくべく、OJTでコードをガンガン書いていく。そういった技術メインの研修をイメージされる方が多いのではないでしょうか。

ギフティの研修スタイルはそれとは異なります。一言でいうと「技術だけでなく、ギフティという組織の根本にある価値観や考え方を深く理解する」ことがとても重視されています。今回の記事では、そのようなギフティならではの特徴的な研修について紹介したいと思います。

新入社員大学

新入社員大学は、1コマ60分の講義スタイルの研修です。「大学」とか「講義」と聞くとお堅くて眠くなるイメージですが、実際はとってもカジュアルです。数日間で一気にまとめて行うスタイルではなく、1日に2コマ程度のペースで進んでいくので、業務の間のちょっとした息抜きぐらいの心持ちで受けていました。

内容は、まず最初に、CEOである太田さんの個人的体験から創業→現在にいたるまでの様々なエピソードを聞くことができます。そのあとの講義では、各部署のマネージャーの方から事業内容や今後の展望、今感じている課題などを詳細に知ることができます。講義の後は時間の許す限りどんな質問を投げていいので、どの講義でもたくさん質問が飛んでいました。(蛇足になりますがみなさん発表が上手いなあと。。自分もこんなふうに興味を惹けるトークをできるようになりたいと思いました笑)

新入社員大学の最大の特徴は、ギフティという会社のことを「広く深く」知ることができる点だと思います。入社したばかりのころは、ギフティにどんな事業があってどんなことをやっているのかをざっくりとは知ってても、各事業の詳細、例えばなぜその事業をやっているのか?取り組み始めた経緯や意図は何なのか、といったことまでは分かりません。新入社員大学ではカジュアルな雰囲気の中で、発表や質問を通して思う存分知ることが出来ます。そしてより大きな視点、つまり会社全体の行動指針や価値観といったことも、経営陣から直接受ける講義や、この新入社員大学という取り組み自体からも体感することができます。

新入社員大学で得たことを、実務の場面でどう活かせるのかですが、個人的には自分の部署以外のことにもより深い興味が持てるようになった実感があります。例えば、同期同士のコミュニケーションを取る中で、それぞれの部署でどんなことを行なっているのかの、より深い理解ができるようになってきました。特に入社したばかりの頃は、自分の部署のことや目の前のことで精一杯になりがちですが、このように他の部署のことにも関心を持てるのは、新入社員大学の効果だと感じています。

自分の部署だけでなく他の部署も含めた横断的な取り組みに繋がったり、表面的ではない根本的な解決策の発見に繋がったりしています。このように、技術面、事業面などあらゆる点で、縦割り的な思考ではなく広い視点で物事を捉えられるようになるのは、とても大きな強みであると感じました。

輪読会

輪読会は、新卒のみ対象の研修です(新入社員大学は新卒・中途問わず新入社員全員が受けます。)

輪読会は、2週間に1回のペースで開催されます。輪読会の目的は2つあり、1つは入社初期の段階で良質な情報をインプットすること、もう1つはアウトプットの訓練をすることです。各回のテーマとなる書籍を輪読会までに読んでおき、スライドを使って「書籍の要約」と「ギフティへの示唆」を発表します。こちらも新入社員大学と同様に、カジュアルな雰囲気で行われています。

輪読会でメインとなるのは「ギフティへの示唆」の発表です。これは、書籍の内容とギフティの現状を照らしあわせて、各々が自由に考察したものを発表する場になります。例えば、「書籍のこの考え方に沿ったときに、ギフティの価値は〇〇だと思う」「書籍のこの部分は、ギフティに当てはめると〇〇だと思う」「ギフティがより〇〇していくためにはこういったことが必要なのではないか」といった感じです。各発表後には、メンターの方からフィードバックをいただいたり、新卒同士で質問や意見を出し合ったりします。

輪読会を通して私が気づいたことは2つあります。1つは、書籍を読むだけでなく自分なりに考察する癖がついたこと、もう1つはほかの人の発表や意見を聞くことで、書籍の考え方をより深く、時には違った角度で理解できるということです。

これまで私は、読んだときには強く印象に残ったとしても、しばらくしたら印象が薄れていって読む前と特に変わらず過ごしているということが多々ありました。書籍の内容を自分の業務や会社全体に照らし合わせて考察することは、自分なりに噛み砕いてアウトプットすることに繋がっていると感じます。また、自分以外の人が書籍の内容からどのような知見や考察を得たのか聞くことで、自分とは異なる視点から自分の業務や考え方を見つめ直すことができます。

ギフティでは、エンジニアだから自分は技術だけに特化して貢献していく、という姿勢ではなく、事業を深く理解して広い視野をもって貢献していく姿勢が求められています。輪読会で得た知見は、新規事業に携わるときであったり、将来的にリードエンジニアとして事業を拡大する役割を担う立場になったときに、強く活きてくるのではないかと思いました。

まとめ

この記事では、ギフティ全体として受けた研修内容と学びについて紹介しました。研修内容の詳細だけでなく、ギフティという会社が大事にしていることや価値観などもお伝えできていたら嬉しいです。

次回の記事では、配属先チーム内でのエンジニアとしての研修について紹介するので、ぜひ読んでみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!